皆さんご存じのように、以前はETCゲートをスピードを出して通過する車が多くて、バーが開く前にバーに衝突する事故や、バーが開かなくて急ブレーキを踏み、後続車から追突されるといった事故が多発しました。
そこで、最近では、バーが遅く開くようになり、時速20キロでゆっくりと通過するようにアナウンスされています。こうした取り組みの結果、バーに衝突するという事故は随分と減ってきています。
ただ、高速道路のETCゲートの手前で急停止した車に追突する事故は相変わらず発生しています。
急停車の理由としては、ETC車のカードの有効期間が切れていたり、カードを入れ忘れていたために、ゲートが開かず急停止するといった理由が多数を占めています。
最近では、カードの入れ忘れをチェックしてくれる確認ポイントがあります。その場所を通過するとき、未挿入の警告アナウンスが流れますので注意を怠らないようにしてください。
それから、後続のドライバーの「思い込み」も原因の一つになっています。「前の車はETCゲートを通過するはず」という思い込みです。
カードの未挿入などでゲートが開かず、急停車する車もいるということを頭に入れ、ETCゲート手前で、前車の急停止を予測して減速し、車間距離を確保しておきましょう。
(2011.10.21更新)
交通事故の多くは、危険・無謀運転によるものではなく、普通のドライバーのうっかりミスが原因で発生しています。
「うかっり事故の危険度をチェックしよう」は、うっかり事故の3大要因である「先急ぎ」「わき見・漫然」「思い込み」について、ハイ、イイエで答え、自分がどんな「うっかり事故」を起こしやすいかをチェックする教材です。
事業所の運転者指導に、ぜひご活用ください。