タカラ物流システム(株)、キリン物流(株)、アサヒロジ(株)共催
於・クレフィール湖東 交通安全研究所(滋賀県東近江市平柳町)
平成23年10月16日(日)、タカラ物流システム(株)・キリン物流(株)・アサヒロジ(株)の3社合同主催による「第6回 大型ドライバーズ・コンテスト」がクレフィール湖東・交通安全研究所(滋賀県東近江市平柳町)にて開催されました。
このコンテストは平成18年からスタートし、3社のドライバー及び協力運送会社のドライバーを対象に、安全運転意識ならびに運転技能・点検技術などの向上を目指して毎年開催されています。
主催3社が加盟する物流技術研究会の会員企業(サントリーロジスティクス(株)、サッポロ流通システム(株)、(株)バンテック)も趣旨に賛同して参加し、バラエティに富んだメンバーとなっています。
今年は、各社の呼びかけに応じて、41社から計58名のドライバーがエントリーしました。色分けしたゼッケンで3班に分かれ、学科試験、点検実技、運転競技の3種目にわたり、日頃の知識と技を競い合いました。
◯意外に難しかった学科試験
学科試験は、40分かけて50問(クレフィール湖東が提供)にチャレンジしました。プロドライバーですから楽々クリア?と思いましたが、意外に難しい問題もあり、平均点は100点満点で62.97点、最高点は82点でした。
◯点検は正確さとスピードをチェック
点検には、正確さとともに業務のなかでスピーディーに点検できる能力をみるため、制限時間が設けられ、リズムよく点検できるかどうか、日頃の実践ぶりが問われました。
最高点は98点で、素晴らしい点検ぶりを見せたドライバーがいました。
◯後部の接触ミスが目立った運転実技
運転実技では障害物が仕込まれた外周走行と、コース内で狭路通過、パイロンスラローム、バック、プラットホーム付けなど行い、安全運転ぶりを含めてインストラクターが採点しました。
狭い場所での切り回しで、リアオーバーハングを十分に把握していないとパイロンポールに接触するコース設定のため、ポールを倒す車が少なくありません。
運転実技の最高点は87点で、90点台の選手はいませんでしたが、皆さんは真剣に取りくみ、力が入る競技でした。
このコンテストは、競技もさることながら、むしろ参加するドライバーへの教育を目的としたものであることに大きな特徴があり、机上の指導や社内指導だけでは身につかない様々な事故防止の知識を身に付けるチャンスとなっています。
今回も、競技修了後に、タカラ物流システム㈱の丸山利明安全品質環境推進室長とドライバーにより、実務に役立つリアオーバーハング・安全なバックの実演などがありました。
プロドライバーといっても、意外にオーバーハングの実測などを体験したことのない人も多く、参加した皆さんは、目を輝かせて実演を見守っていました。
コンテスト終了後にデータ集計が行なわれ、その結果、最高得点者の篠原寛さん(大阪内外液輸㈱)が優勝しました。
主催者側から、上位入賞者10名に賞状ならびに賞品、副賞が渡されました。
その他の上位入賞者は下の別表を参照してください。