JAF(日本自動車連盟)と警察庁では、毎年10月1日から10月10日の間、全国各地で「シートベルト着用状況全国調査」を実施していますが、このほど今年の調査結果が発表されましたので紹介します。
一般道路での運転者の着用率は97.5%(前年97.3%)、助手席同乗者の着用率も92.7%(前年92.2%)と高い数字を示しています。
高速道路等での運転者の着用率は、99.3%(前年99.2%)、助手席同乗者も97.3%(前年97.0%)と、ともに前年同様97%を超える高い着用率となりました。
その半面、着用率が低いのが後部座席同乗者のシートベルト着用率です。
着用が義務づけられている高速道路等での後部座席同乗者のシートベルト着用率は63.5%で、前年の63.7%より若干ですが下がっています。一般道路での着用率は、高速道路等の約半分しかなく33.2%と、前年の33.1%と比較してほぼ横ばいとなっています。
これまでも紹介しましたが、後部座席でシートベルトを着用していないと、次のような危険があります。
①車内のピラーやシートなどに激突し自らが傷害を負う
②運転者や助手席同乗者へぶつかり危害を加える
③窓などから車外に放出される
後部座席に乗るときは、シートベルトを着用することはもちろんですが、人を乗せるときにもシートベルトの着用を呼びかけてください。
(2011.12.7更新)
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