皆さんもご存じのように踏切を通過するときには、いろいろなルールがあります。
踏切内を通過するときには、途中で立ち往生しないように、警報機が鳴って遮断棒が降りてきたら進入しない、踏切の向う側にスペースがあるかないかを確認してから進入するなどです。
今日は、このほかに踏切を通過している途中では、絶対に「わき見」をしないという項目も付け加えたいと思います。
というのは、昨年11月に埼玉県久喜市内にある東武鉄道伊勢崎線の踏切内で軽乗用車が斜行して脱輪し立ち往生、その直後に進行してきた急行列車と衝突するという事故が発生しました。
運転していたのは64歳の男性だったのですが、驚いたのは、脱輪した理由を「タバコに火を点けようとして目を離したら脱輪した」と供述していたことです。
本人は車外に脱出してケガはなかったのですが、この事故のために何万人の人に影響を与えることになりました。
踏切でわき見をするのは、交差点でわき見をするくらい怖いことです。絶対にやめましょう。
(2012年1月20日更新)
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