「皆さん、わき見運転で事故になりそうになったことはありませんか?」
このように質問すると、ほとんどの人は「あります」と答えられるのではないでしょうか。
わき見をする理由としては、さまざまだと思いますが、「車内に置いた伝票が落ちそうになってわき見をしたことがある」という人は、どれくらいおられますか。
案外、多いのではないでしょうか。
2011年の2月26日に、山口県美祢市の県道で、こんな事故が起きています。
トラックを運転していた男性が、助手席に置いた伝票が落ちそうになり、気を取られている間に、対向車線にはみ出してしまいました。ちょうどそのとき、対向車線には軽ワゴン車が走行してきており、正面衝突し、ワゴン車に乗っていた大人3人が死亡、子ども2人が重体となりました。
何気なく助手席などに伝票などの書類を置いておくと、走行中に落ちそうになったりして、わき見になることがあります。
車内に書類などを置くときには、そのまま置くことはせずに、ケースなどに入れて助手席側の床面に置くなど工夫して、走行中には落ちないようにしてください。
(2012.01.25更新)
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