飲酒運転については、故意犯であり、罰則も厳しく、社会的な批判も強いことから、ここにおられる人は、絶対にしてはならないし、しないと思っておられると思います。
しかし、絶対にしないと思っている人でも、何かちょっとした油断から、魔がさしたように飲酒運転をする人がいますので、ここで再度注意を促しておきたいと思います。
報道でご存じの方も多いと思いますが、さる1月21日午後8時ごろ、栃木県宇都宮市で本田技術研究所の二足歩行ロボット「アシモ」の開発者が、酒気帯び運転の疑いで逮捕されるという事件が発生しました。
結婚式に出席して日本酒を飲んだ後、いったん自宅に帰りましたが、その後近くのコンビニに車で出かける途中、信号のない交差点で乗用車と出合頭に衝突し、呼気中から0.15ミリリットル以上のアルコールが検出され、酒気帯び運転が発覚しました。
最近では、お酒を飲んでそのまま車を運転するという人は滅多にいません。この事例のように、外でお酒を飲んでいても、タクシーや運転代行などを使って一旦自宅に帰ります。
そして自宅で少し休むと、酒が抜けたような気分になるのでしょうか。あるいは、近所だから大丈夫と思うのでしょうか。車で近所のコンビニなどに出かけて飲酒運転が発覚するケースがたくさん起こっています。
これまで、何度も話しましたが、体内のアルコールはそんなに短時間では抜けません。「少し休んだから大丈夫」と絶対に思わないでください。
(2012年1月24日更新)
どんなに、セーフティードライバーの方でも、ちょっとした油断や気の緩みで「酒気残り運転」に陥ってしまう事例が少なくありません。
「酒気残りによる飲酒運転を防ごう」は陥りやすい酒気残りの危険を知ることができるほか、飲酒の身体への影響など科学的知識を理解できる飲酒運転防止のためのドライバー教育教材です。