冬場は、太陽の光が低く車内で眩しく感じる機会が多くなります。とくに朝の通勤時間帯は歩行者が多く、見落としによる死亡事故も起こっているので注意が必要です。
1月19日午前7時40分頃、茨城県那珂市で男性会社員 (29) の運転する通勤の軽自動車が横断歩道を横断中の通学児童の列に突っ込み、小学生3人がケガをする事故が発生しました。
事故を起こした男性は、「朝日による逆光でよく見えず、小学生の列の発見が遅れました」と話しています。
また、昨年11月16日午前7時10分頃にも静岡県浜松市内で、女性 (24) の運転する乗用車が横断歩道を渡っていた高齢者の男性 (78) をはね、男性が頭部強打により死亡する事故が起こりました。この女性も「朝日が眩しくて、横断している男性に気づくのが遅れました」と供述しています。
朝日だけでなく、夕日が目に入り歩行者や信号を見落とす例もあります。
光が目に入らないよう、サンバイザーなどを活用するとともに、もし眩しいと感じた場合は、徐行や一時停止をして、前方の確認に努めましょう。とくに「前方横断歩道あり」の標識・標示がある場所では気をつけてください。
(2012年1月30日更新)
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