車を運転していて、ヘッドホーンを装着した歩行者に、ヒヤッとしたことはありませんか。
アメリカの総合情報サービス会社のブルームバークの報道によると、アメリカでも同様な危険な状況が起こっているようで、ヘッドホンを装着して歩行中に重傷を負ったり死亡したりするケースが過去6年間で3倍に増加したことが明らかになっています。
調査結果をみると、2004~05年では16件だったものが、2010~11年では47件に増加しています。調査を担当したメリーランド大学こども病院の研究者の話では、調査対象になった116件のうち34件で犠牲者が事故に遭う前にクラクションなどを鳴らされていました。つまり、ヘッドホンを装着して聴覚が遮断された歩行者は、非常に危険な存在だということです。
ヘッドホン以外にも、スマートフォンを操作しながら歩いて来る人など、最近では電子機器を利用した感覚遮断の歩行者が街中にあふれています。
アメリカの調査結果を見るまでもなく、聴覚や視覚の感覚を遮断した歩行者は非常に危険な存在です。
ヘッドホンを装着した歩行者に出会ったら、クラクションを鳴らしたから避けてくれるだろう、こちらが近づいているのだから出て来ないだろうなどと考えないでください。
歩行者との側方間隔を十分に取り、いつでも停止できるスピードで走行しましょう。
(2012年2月10日更新)
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