交通事故が起こるのは、ドライバーの行動とともに、その場所の道路形状も関係していることがあります。
道路の幅員が狭くなって交通の流れが変わる場所などは要注意ポイントですね。
さる2月11日午前10時15分頃、滋賀県高島市の国道161号の片側2車線から1車線に変わった場所で、無理な追い越しをかけた普通乗用車が前車と対向車などに相次いで衝突し、普通乗用車に同乗していた妻と幼児2名の計3名が死亡する大事故に発展しました。
現場付近では、前年にも3件の事故が発生していたそうです。
見通しのよい直線道路が続きスピードが出やすい場所だったようですが、1車線に減少して減速する車も多く、後方からスピードを出して走行してきた車にとっては車間距離が詰まってヒヤリとしたり、追越しをかけたりしたくなるポイントと言えます。
こんな状況で前車との距離が縮まったからといって、すぐ追越しをかけるような行為は危険です。見通しがよくても、安心は禁物。追越しのとき自分がミスをする危険性が計算に入っていません。
しかも、対向車は路肩や脇道から突然現れることがあります。
前車が減速したら、自分も減速して車間距離を保つという当たり前の運転行動に徹しましょう。
(2012.2.20更新)
「違反だから…」と甘く見ていると、いずれは事故につながります。
交通違反の多いドライバーは、事故発生傾向も高まります。
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