株式投資などでよく使われるアメリカの格言に「全部の玉子を一つのカゴに入れるな」というのがあります。
つまり、集めた玉子をすべて同じカゴに入れて運ぶと、万一カゴを落としてしまったときに、玉子全部がダメになってしまう可能性があるので、いくつかのカゴに分けて運ぶのが利口だというような意味です。
これは、リスクを分散することの大切さを教えているのですが、車を運転するときも同じことが言えます。
車を運転するうえで障害となるような危険要因は、初めから排除しておかなければならません。
たとえば、ダッシュボードや助手席に無造作に書類を置いていたりすると、ブレーキをかけたときに書類が落ちそうになったりして、それを直そうと片手運転になったり、脇見運転になったりして事故を起こす危険性が高くなります。
こうしたリスクは、書類をカバンに入れるなどして初めから排除しておかなければなりません。
同じように、フロントガラスなどにアクセサリーなどを一杯吊って見えにくくすることも危険要因になります。死角を作り視界を妨げるようなものは、車内から排除しておくことも大事です。
車を運転するときは、運転に妨げになるようなものは、なるべく排除しておきましょう。
(2012.2.29更新)
運転管理・指導上の不備が、交通事故発生の遠因となることもあります。
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