愛犬を車に乗せて運転している人は、よく見かけますよね。
ほとんどの人は、後部座席に乗せているのですが、なかには犬を抱っこしたまま運転する、危険な人がいるようです。
つい先日、山口県でこんな事件がありました。
小型犬のトイプードルを膝の上に乗せて運転していたとして、自営業の男性(53歳)が、道路交通法違反(乗車積載方法違反)の容疑で逮捕されました。
報道によりますと、交差点で右折しようとした巡回中のパトカーが対向直進車とすれ違った際に、トイプードル(体長50センチ、高さ40センチ)を抱きかかえるように膝のうえに乗せ、視野などを妨げた状態で運転していた軽乗用車を発見し、追尾し停車させました。
警察官が運転免許証の提示を求めましたが、男性が提示を拒否したため、「逃走の恐れがあった」として逮捕されました。
ご存じのように、道路交通法の第55条第2項には、「車両の運転者は、運転者の視野を妨げ、ハンドルその他の装置の操作を妨げるなど運転の障害となるような方法で乗車をさせて運転をしてはならない」と定められています。
愛犬だけでなく、子どもを抱っこして運転している人もときどき見かけますね。
皆さんは、こんな危険な運転をする人はいないと思いますが、周りの人がこんな運転をしようとしていたら、絶対に注意してください。
(2012.3.9更新)
交差点とその付近は、全事故の5割以上を占める事故多発地点です。
シンク出版では、交差点を「左折」、「右折」、「直進」するときの運転ぶりチェックし、それぞれの危険度を理解することができる参加型教材、「交差点事故の危険度をチェックしよう」(一般車編とトラック編があります)を作成しています。
講習用のパワーポイントとともに好評発売中です。