3月は異動の季節。お別れ会などの行事をする部署も多いかもしませんが、インフォーマルな会合であっても、飲酒運転を絶対にしないように、幹事の方は十分に注意してください。
警視庁の過去3年間の事故分析(平成21年~23年)によると、1年間のうちで飲酒運転事故がもっとも多かったのは3月だそうです。
時間帯別では、午前6時~8時の早朝時間帯と、午後10時~午前2時の深夜時間帯に多発しています。
深夜時間帯はなんとなくわかりますが、朝方に多いのは何故でしょうか。これは、前夜に飲酒したアルコールが血液中に残っていて、運転に影響を与えていることに気づかないままハンドルを握って事故となる「酒気残りによる飲酒事故」が多いからです。
最近は、酒気帯び運転の検問などで検挙されるドライバーにも自覚のない酒気帯び運転が増えています。
皆さんは、前の日の10時くらいまでにお酒を切り上げたら、次の日は「運転できる、全く問題ない!」と思っていませんか?
たとえ10時までに宴会が終わっても、ビール大瓶3本以上も飲んでいたら、12時間は完全にアルコールが抜けません。よく眠ったとしても6時にマイカー通勤でハンドルを握ったら、基準値以上の酒気帯び運転となる可能性があります(詳しくはこちらを参照)。
翌朝早くから運転する予定のある人は、酒量を控えるなど自己防衛に努めてください。
「まさか自社の社員が飲酒運転をすることはないだろう」…と思っていませんか?
しかし、安全運転者であっても、ちょっとした油断や気の緩み、アルコールの分解に関する間違った知識によって「飲酒運転の落とし穴」に陥ってしまう事例が後を絶ちません。
「まさか自分が飲酒運転をするなんて」は、設問の「ハイ・イイエ」に答えていくことで、陥りやすい飲酒運転の罠を知ることができます。
また、最終ページの設問は、酒気帯び運転に関する知識をみる、交通テストとしても利用できます。