安全運転の極意の一つに、「前後左右6台の車を意識して運転しよう」という言葉があるのはご存じでしょうか。
これは、言うまでもなく、運転中、ややもすると前方だけに気をとられがちになりますが、できるだけ周囲の状況にも注意を払って運転することが大切だという意味です。
まず、前方ですが、最低限前2台の車の動きはつかむようにします。前車だけではなく、その前の車の動きも意識していれば、前車の動きも予測できるというわけです。
たとえば、前車の前の車が右にウインカーを出せば、前車は当然ブレーキを踏んで減速しますので、自車もそれに対する心構えができるというわけです。
また、後方もすぐ後ろの車とその後ろの車2台の動きを意識します。後ろから車間距離を詰めてきたり、追い越そうとしている車がいないかを常に意識しておきます。
それから、左右1台ずつの車の動きにも注意しましょう。車線変更をしてきたり、割り込んでこないかをチェックしておきます。
自分の車だけでなく、前後左右にいる計6台の車を意識して運転していれば、急な事態にも対処できます。運転するときは常にそういう心構えを持って運転してください。
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