皆さんもよくご承知のように、交通事故を分析してみると、安全確認を怠っために、事故が発生していることが少なくありません。逆に言えば、安全確認さえきっちりとしておれば、大半の事故は防ぐことができます。
そこで提案なのですが、自分が業務でよく使用する道路やマイカー通勤で走行する経路上で、安全確認を怠らないようにしなければならない場所を調査してみたらどうでしょうか。
調査といっても堅苦しく考えないで、過去に歩行者が飛出してきてヒヤリ・ハットした場所や、見通しの悪い交差点で自転車が出て来る危険な場所などを思い出してください。できれば、時間帯によっても危険なときがありますので、朝の通勤時間帯がとくに危険など、時間も考えてください。
誰でもいくつか思い浮かべることができるはずです。もし、何も思い浮かばない人は、これから意識してそういう場所を探してください。そうしたら、すぐに一つや二つは出てくると思います。
そして、その場所の略図を手帳などに書き出して、何が危険かを具体的に記入していき、その場所では絶対に安全確認を怠らないようにします。
人は、ヒヤリ・ハット体験をしても時が過ぎればすぐに忘れてしまい、同じような失敗を繰り返しがちです。それを防ぐ意味でも書き出してメモしておけば、安全意識も高まります。
(2012.4.26更新)
★どのような場面で「うっかり」してしまうかを
知ることで事故防止に役立ちます
チェックシリーズ「うっかり事故の危険度をチェックしよう」は、うっかり事故の3大要因である「先急ぎ」「わき見・漫然」「思い込み」の危険度を自分自身で知ることができる冊子です。
自分がどんなとき、他のものに気をとられたり「急ぎの心理」に陥りやすいかを自覚し、自分自身にあった安全運転目標を立てましょう。