最近は、ほとんどの車にカーナビゲーションが装備されていますので、あまり土地勘がなくても迷うことなく目的地に行くことができます。
その点は非常に便利なのですが、一つ困ったこともあります。
それは、幹線道路が混雑してくると、裏道などの生活道路を利用するドライバーがいるということです。また、カーナビゲーションで抜け道を知り、土地勘がなくても裏道を利用するというドライバーも増えています。
しかし、裏道は子どもや高齢者が生活の場として利用している道であり、見通しの悪い交差点や駐車車両の死角などからの歩行者や自転車の飛出しなど、幹線道路とは比較にならないほどの危険が潜んでいます。
幹線道路は、信号機や歩道などの安全施設が整備されていますので、歩行者と車が分離されており比較的安全に走行することができます。その安全設備から逃れて裏道に行くのは、自ら危険に出会いにいくようなものです。
京都府亀岡市で小学生の集団登校の列に車が突っ込んだ事故の道路も、国道9号線の抜け道として使われており、以前から危険性が指摘されていました。
少しだけ時間が稼げるからと生活道路に入り、万一事故を起こしたりすると、どれだけ損失を被るかわかりません。安易に裏道・生活道路を走行しないようにしましょう。
(2012.5.1更新)
運転管理・指導上の不備が、交通事故発生の遠因となることもあります
パワーポイントソフト「管理者としての危機管理能力を高めよう」は、1月から12月の12種類のパワーポイントファイルで構成されています。
運転管理上のさまざまなリスク要素が含まれたイラストをみて、どのようなリスクが考えられるかを予測することにより管理者の危機管理能力を高めることができます。