もう何年もガソリンの値段が高値で推移していますが、こういうときには一段とエコドライブを心がける必要がありますね。
そのポイントは、二つあります。
一つ目は、発進時に多くの燃料を消費するといわれていますので、この段階でエコドライブを心がける必要があります。
そのポイントは、アクセルをふんわりと優しく踏み、急加速は絶対に避けることです。AT車なら、ブレーキから足を離すと車が少し動き出すクリープ現象がありますので、動き出してからアクセルを足を乗せ、ゆっくりと踏み込んで加速し過ぎないように徐々にスピードを上げて行きます。
二つ目のポイントは、発進したらできるだけスピードを一定にして走行することです。
アクセルを踏んだり離したり加速と減速を繰り返す運転が、いちばん多く燃料を消費しますので、アクセルの踏み方を一定にして走行することを心がけてください。
そのためには、常に先の交通状況を把握して、加速しすぎないようにする必要があります。前方の車が減速しているのに加速して近づくのは燃料の無駄遣い以外の何物でもありません。
また、赤信号で減速するときなどでも、停止位置を予測して早めにアクセルを離すと、フューエルカット(燃料がエンジンに送られなくなる)状態となって、燃料の無駄遣いを防ぐことができます。
(2012.5.29更新)
軽い気持ちの不安全な運転行動が、高い事故の代償を生みます
安易な気持ちから生じる不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任を生じさせることがあります。
本誌は6つの事例について、運転者の過失責任の割合を自分なりに考えて回答する、参加型の教育教材となっていますので、「こんな運転行動が大きな過失責任を生むのだ」といったことをより深く理解することができます。