AT車を駐車する場合、チェンジレバーをPのポジションに入れてキ―を抜きますよね。
Pのポジションでは、強制的にミッションがロックされていますので、Pのままで止まったままの車を動かすことは不可能です。しかし、エンジンをかけブレーキペダルを踏むと、PからRやNなどのポジションにシフトレバーを移動させることができます。
通常、エンジンがかからないということは滅多に起こりませんので、Pからシフトレバーを動かせなくなると考えたことはないと思いますが、万一故障や事故などでエンジンがかからず、動かなくなったらどうしますか。
考えたこともない、と言われる人も多いと思いますが、シフトロックを解除する方法がちゃんとあります。
一般的に、チェンジレバーの横にシフトロック解除ボタンがついていますので、それを押しながらチェンジレバーを動かします。Nレンジまで持ってくれば車は動きますので、けん引したり押したり楽に動かすことができます。
ただ、車種やメーカーによっては、シフトロック解除ボタンではなく、シフトレバーの近くにキーを差す穴があってそこにキーを差して解除する車もあります。
シフトロックを解除する方法については、他にも方法がありますので、自分の車の取扱説明書で確認しておいてください。緊急時に脱出する際に役に立ちます。
(2012.5.30更新)
軽い気持ちの不安全な運転行動が、高い事故の代償を生みます
安易な気持ちから生じる不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任を生じさせることがあります。
本誌は6つの事例について、運転者の過失責任の割合を自分なりに考えて回答する、参加型の教育教材となっていますので、「こんな運転行動が大きな過失責任を生むのだ」といったことをより深く理解することができます。