最近の報道によりますと、埼玉県内で道路に寝込んだ人が車にはねられて死亡する事故が相次いでいるそうです。
泥酔して寝込んで事故に遭っているケースが大半で、今年(2012年)に入ってから6月12日までですでに5人が死亡しています。重軽傷事故を含めると、被害者はかなりの数に上るということです。
埼玉県警には、路上での寝込みに関する通報が1日平均10数件もあるそうです。
さる6月7日、埼玉県の三郷市内の市道で、道路に寝込んでいた無職男性がタクシーにはねられて死亡した事故がありましたが、その男性も当時、泥酔状態でした。
夜間は視界が悪く、遠くから見ると人が路上に寝込んでいるかどうか、わかりにくいので、路上に寝ている人を発見するのは容易ではありません。
少しでも発見を早くするには、必要に応じてヘッドライトをハイビームに遠くまでの視界を確保することと、もしかしたら路上に寝込んでいる人がいるかもしれない、と予測しておくことが大切です。
少しでも何か路上に落下物のようなものがあると思ったら、人かもしれないと疑って、スピードを落として運転してください。
また、路上で寝ている人にも責任がないわけではありません。
これから夏場を迎え、お酒を飲む機会が増えると思いますが、つい飲み過ぎて路上に寝込むことがないように十分に注意してください。
(2012.7.4更新)
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