夏休みに入って、連日猛暑が続いており、家族連れで海水浴に出かける人も多いと思います。
海水浴で注意しなければならないのは、もちろん水難事故ですが、交通事故にも気をつけてください。
つい先日、長崎市の脇岬海水浴場の前の国道499号で、道路を横断していた保育園児が軽乗用車にはねられるという事故がおきました。女の子は、家族で海水浴をした帰りに父親が待つ駐車場に向かって国道を横断している途中に、はねられたものです。
海水浴場のなかには、この事例のように海岸沿いに国道が走っていて、道路を横断して駐車場や売店に行ったりするところが多くあります。
海水浴場付近の道路を運転するときには、道路を横断してくる子どもに注意してください。遊びに夢中になって、車にほとんど注意を払わずに渡ってくることがあります。
また、そういう海水浴場に家族連れで出かけたときには、道路を横断する際には十分な注意が必要です。とくに、小さな子どもだけで道路を渡らせないようにしなければなりません。道路横断が必要なときには、必ず親が付き添うなどの配慮をお願いします。
海水浴付近の道路を通る運転者も、海水浴に出かける人も、子どもが交通事故に遭わないように十分注意してください。
(2012.8.3更新)
軽い気持ちの不安全な運転行動が、高い事故の代償を生みます
安易な気持ちから生じる不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任を生じさせることがあります。
本誌は6つの事例について、運転者の過失責任の割合を自分なりに考えて回答する、参加型の教育教材となっていますので、「こんな運転行動が大きな過失責任を生むのだ」といったことをより深く理解することができます。