このたび、国際標準化機構(ISO)審議会において(議長国スウェーデン)、道路交通安全マネジメントの国際規格である ISO39001が賛成多数で可決されました。
今後ISO本部(在ジュネーブ)の事務手続きを経て、今年11月には正式に発行されることになりました。
ISO39001規格の日本事務局を務めてきたNASVA(自動車事故対策機構)では、PDCAサイクルを採用して道路交通安全に対する対策を取組みを継続的に改善するこのシステムが運輸安全マネジメントと共通するものがあるため、本ISO策定に積極的に参加してきましたが、引き続き事務局として規格の普及に努める方針です。
皮切りとして、10月19日に東京国際フォーラムで行われる「第7回NASVA安全マネジメントセミナー」において、運輸安全マネジメントとISO39001の関係等について中條武志中央大学教授(ISO39001国内審査委員会・委員長)による特別講演及びパネルディスカッションを行います。
なお、すでにNASVAでは、住友三井オートサービス、トヨタ輸送、NEXCO中日本、ウィラー・エクスプレス(バス旅行)などのほか中小企業を含め10社からISO39001のコンサルティング業務を受注しています。
ISO39001の概要については下図を参照(NASVAの資料による)