皆さん、運転しているときに踏切に差しかかり、警報機が鳴ったらどうしますか?
ほとんどの人は停止すると答えられると思います。まさか、急いで通過するという人はいないでしょうね。
警報機が鳴っているときや、遮断機が降りてきているときには、絶対に踏切に入ってはいけない。これは当たり前のことですが、なかなか守られていないようです。
さる9月25日午前11時10分ごろ、埼玉県の寄居町にあるJR八高線の踏切で、踏切に進入した軽乗用車と普通列車が衝突し、運転していた女性(78歳)が全身を強く打って死亡するという事故がありました。
列車の運転士の証言によりますと、軽自動車は遮断機を押して踏切に進入してきており、警笛を鳴らしたところ軽自動車は踏切の上で停止したということです。
なぜ、軽自動車が遮断機を押して踏切に進入したのか定かではありませんが、やはり踏切に無理に進入することは、絶対に慎まなければなりません。
もう一つ大切なことは、どのような状況になっても、踏切内で停止しないことです。
踏切内で停止せざるを得ない状況としては、踏切の向こう側が車両で混雑しているケースがあります。こういうときは、警報機が鳴っていなくても、絶対に踏切に入らないようにしなければなりません。
(シンク出版㈱ 2012.10.3更新)
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