最近、夜間高速道路上で事故や故障で停止している車に、後続車が追突する事故が多発しています。
追突する原因としては、後続車のドライバーが覚低走行をしていたなど、いろいろあると思いますが、停止車両が停止表示器材(三角停止表示板)を後方に置いておらず、後続車のドライバーが停止車両の存在に気づきにくいことも大きな要因になっています。
JAFでは、夜間、高速道路の路肩に停車した車両の後方に三角停止表示板を置いた場合と置かない場合、モニターが実際に走行し、どれくらい視認性に差があるのかを実験しています。
これによりますと、どのモニターも三角停止表示板が置かれているほうが停車車両の存在をより早く認識でき、三角停止表示板がないと、追突の危険性が高い距離に近づくまで視認できないことがあることも確認できました。
また、実験では、車線に対して横向きに停車している車は、側面に反射器が付いていないため、進行方向に向いて停車している車に比べ、発見が遅れることも確認されています。
この結果を見てもわかるように、高速道路で事故や故障で停止する場合には、いかにして後続車に停止車両の存在を知らせることが重要になります。
いざというときに、「停止表示器材がない」ということがないように、出発前に積載しているかどうかをチェックしてください。
実験の内容については、JAFのホームページを参照してください。
(シンク出版㈱ 2012.10.5更新)
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