片側1車線の道路を走行しているときに、反対側の駐車場から左折して出てきた大型トラックが、自車線にはみ出してきてビックリしたことはありませんか。
車体が長い大型トラックなどは、路外の駐車場から車道に出るときや、狭い道路から広い道路に左折して出るときなど、左折前に外側にふくらんで、車体を斜めにして出入りすることができない場所では、どうしても車体の前部が大きく反対車線にはみ出してしまうのです。
こうしたことを理解せずに、反対側から大型トラックが出てきたときに、はみ出してこないだろうと安易に考えてそのまま走行していると、衝突する危険が生まれるのです。
こういう状況では、自車線にはみ出してくることを予測して、徐行などして先に左折させるようにしましょう。
また、大型トラックなどを運転するときには、対向車線に車が来ているのにも関らず、強引に出て行くのは危険です。対向車が来ていれば、先に行かせてからゆっくりと左折する必要があります。そうすれば、対向車線にはみ出しても事故の危険性がなくなります。
また、片側2車線道路で左折合流する場合でも、中央寄り車線に車体がはみ出します。2車線道路では、対向車線ではなく中央寄り車線を走行してくる車に注意してください。
(シンク出版株式会社 2012.10.19)
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