安全運転をする場合には、どこにどんな危険があるかを予測する能力を高めることが必要ですが、今日は時間帯や曜日によって変化する危険について考えてみましょう。
1日の交通状況は、時間経過によっても変化しているので、時間帯によってどのような危険があるか知っておく必要があります。
時間帯の危険ですぐに思いつくのは、朝夕の通学路や通勤路ですよね。学校や駅に向かう道路では、昼間は閑散としている道路でも、朝夕の時間帯に多くの人や自転車などが行き交い、危険要因が増大していることがあります。
昼間の時間帯では、病院やゲートボール場の近くなど高齢者が集う場所や小学校低学年の児童が帰宅する時間など、違った危険が現れますので注意が必要です。
また、平日と土日で交通状況が変化することもあります。
たとえば、平日はスムーズに通行できる道路でもハンバーガーショップのドライブスルーなどがある場所では、日曜日になると注文待ちの車が道路上に駐車していて、交通の流れを阻害している場合もあります。
いずれにしても、いつも危険な時間帯に通行している場合には、ある程度危険を予測できるのですが、初めてその時間帯に通行するときには、危険に気づかないことがあります。いつもと同じような感覚で運転しないことです。
(シンク出版株式会社 2012.10.24更新)
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