道路が混雑していたり、信号待ちの車列が長く続いていて、気がつくと消防署などの前に標示してある「停止禁止部分」に入って停止してしまった、という経験は誰でもあると思います。
皆さんご存じのように、この標示があるところは緊急自動車が出入りする場所に設けられており、ここに車が停止していると一刻を争う緊急時に消防車や救急車が出ていけないからです。
運転している人は、そういう事情は百も承知だと思いますが、それが守られないのは、心のどこかに「信号待ちの間だけだから」とか「すぐに動くから、その間に消防車が出動することはないだろう」といった、甘えの気持ちがあるのだと思います。
確かに、「10回停止したら10回とも何も起こらなかった」ということになるかもしれませんが、だからと言って、いつでも止まってよいというわけではありません。
自分が「停止禁止部分」に入って停止している間に、消防車が出動してきたらどうしますか。確率は非常に低いかもしれませんが、絶対にないとは言えません。
消防署などの前を通過するときには、常に緊急自動車が出動するということを意識しておきましょう。そうすれば、気がついたら「停止禁止部分」に入って停止していた、ということはなくなると思います。
(シンク出版株式会社 2012.11.02更新)
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