歩道がない幅員の狭い道路には、歩行者等の通行スペースを確保するために、白線によって道路端が区分されています。
これは、「路側帯」と呼ばれていますが、皆さんご存じのように白線の種類は3種類あります。
白い実線が1本だけのもの、白い実線が2本あるもの、白い実線と破線のものの三つですが、それぞれの種類でどのような違いがあるかわかりますか?
実線1本の路側帯がある場所では、なかに入って車を止めることができますが、その場合には左側に0.75mの余地を開けておく必要があります。その余地が取れなければ、白い線に沿って止めなければなりません。
白い実線が2本の路側帯は「歩行者用路側帯」、白い実線と破線の路側帯は「駐停車禁止路側帯」と呼ばれており、車両の駐停車が禁止されていますので、このなかに入って車を止めることはできません。
ですから、車を止める場合には白い線に沿って止めなければなりません。
白い実線が2本の路側帯は、軽車両の通行もできませんが、白い実線と破線の路側帯のほうは、軽車両の通行はできます。
日頃は、あまり路側帯の種類の違いまで考えて運転していないという人がほとんだと思いますが、路側帯がある場所に車を止める場合には、歩行者などの通行を妨げないように十分に注意してください。