──協力会社21社より61名のドライバーが参加
さる平成24年11月11日(日)、キリン物流(株)東日本支社による「第5回ドライバーズ・コンテスト」が自動車安全運転センター・安全運転中央研修所(茨城県ひたちなか市)において開催され、協力会社21社より61名のドライバーが参加しました。
このコンテストはキリン物流(株)東日本支社が輸送協力会との共催でグループ会社や協力会社のドライバーを対象にして、安全運転意識ならびに運転技能、積込み・荷卸し技術などの向上を目指して、毎年開催されているものです。
あいにく今年は、競技当日の朝から雨に見まわれ、予定の競技をすべて実施することができず、競技としては学科試験のみを終えることになりましたが、臨時セミナーやビデオ上映などがあり、例年とは趣向の変わった盛り上がりをみせるコンテストとなりました。
学科試験は、通常のトラックの安全運転やリフト作業の知識経験をみる試験問題に加えて、過去にキリン物流社において実際に発生した事故等の事例を基に作成された問題が出題され、事故防止能力とともにキリン物流の作業標準に対する理解度をみる試験となっています。
【問題例】
・問「移動中のフォークマンに用事が発生した場合には、大きな声で
手をあげて合図して近づく」
→ 正解は ×「フォークリフト作業時は作業半径3m以内に進入禁止
(声や合図も関係ない)」
・問「出発前に6時間あるのでビール500ml罐を2本飲んだ」
→ 正解は ×「飲酒1単位の分解には4時間かかるので2本なら8時間は必要」
など、普段から基本作業を励行していなかったり、正しい知識がないとなかなか正解できない問題ばかりです。
合計200点満点として集計した結果、上位入賞者は以下のとおりとなりました。
●学科試験結果
1位 ケーエルサービス東日本株式会社
鈴木 正弘氏 196点
2位 ケーエルサービス東日本株式会社
沼尻 晴久氏 192点
3位 成田運送株式会社
小松崎 弘樹氏 192点
(2・3位は同点だが用意した賞品に差があるため年長者が上位入賞)
1位 鈴木 正弘さん
2位 沼尻 晴久さん
3位 小松崎 弘樹さん
コースにおける実技競技を実施できなかったので、特設ブースを予定していた「ベバストシージーエスジャパン(株)」「(株)ウエノシステック」「JUKI(株)」「ブリヂストンタイヤジャパン(株)」「中央自動車工業(株)」「TCM(株)」の各社出店業者の方々に、急遽、商品の説明やセミナーをお願いしました。
このほか、キリン物流からは安全運転に対するビデオの視聴や講義を行い、午後には学科試験の成績と結果を発表して、同社の桑田啓二取締役東日本支社長が総評を行い、コンテストを無事終了しました。
雨天でしたが、このような例年にはない趣向を変えたセミナーなどがあったこともあり、参加ドライバーも盛り上がって成功裡に催しを終了しました。