安全運転管理者のための講習を聞きにいってきました。いろいろと事故防止のために役立つ情報を得ましたが、講師の先生が面白いことを言われたので紹介します。
「エゴ運転、濁点とればエコになる」洒落や語呂合わせのようですが、なかなか含意のある言葉です。
ここでいう「濁点」とは、運転で「我を張る心理」あるいは「自己中心的な運転態度」のことです。自分が何とか先に行きたい、遅い車を追い越したい、青信号の間に通過したい、車線減少の手前で前に出たい、といった『エゴ』を主張するとき、事故の危険が発生しますし、無駄なアクセル・ブレーキ操作が増えてきます。
逆に、こうしたエゴを捨てた時、運転行動に無理がなくなります。たとえば、あの先の青信号をどうしても通過しなくても構わないと考え、むしろアクセルを緩めるのがエコドライブに結びつきます。
遅い車がいてもいたずらにイライラせずに、車間距離をあけて落ち着いて走行すれば、定速走行が保てます。
「エコとエゴ」……濁点一つ違いでも正反対の行動ですから、そう簡単ではありませんが、エコドライブ実践は自分を律することから始まるのだと思いませんか?
(シンク出版株式会社 2012.11.29更新)
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