今朝、マイカー通勤時に原付バイク同士の交通事故を目撃しました。
幸い大事には至らなかったようですが、バイク特有の違反走行が危険を招いていたので、皆さんにも紹介したいと思います。
通勤の車が集中し、片側3車線の幹線道路は混雑して低速走行をしていたのですが、原付バイクは車線と車線の間の狭い空間を我が物顔に飛ばしていました。
そのなかの1台のバイクが、車の間を縫って第1車線と第2車線の間から、第2車線と第3車線の間に移動しようとしたところ、後方から車線の間を走ってきたバイクに衝突されたのです。
四輪車が死角となってバイクライダー同士は互いの存在に気づいていなかったようです。
車線間を走るのは違反行為ですが、このような走行をするバイクが多いので、四輪車のドライバーにとっても脅威となります。進路変更をする場合、常に車線上を走行してくるバイクの存在も予測しておかないと、進路変更を始めただけで衝突してしまう恐れがあるからです。また、渋滞中に止まっていた車を動かすときも、脇からバイクが急に車の前に回りこんでくることがあるので注意しましょう。
このほか、信号や渋滞などで車が停止したとき乗員が降りようとしてドアを開けることがあります。この場合も他の四輪車がすべて停止しているからといって油断は禁物です。開けたドアに後方から来たバイクが衝突する事故が発生しやすいのです。
通勤時に急いでいることはわかりますが、車の間を縫って走る行為は大変に危険ですので、バイクを利用する方は慎んでください。また、四輪に乗る方は、こうしたバイクの危険な行動を念頭において、ミラーだけでなく目視による安全確認を徹底しましょう。
(2013.01.28更新)
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