雪道の路面はどこでもスリップしやすいのですが、とくに注意したいのが、踏切や交差点手前です。
踏切や交差点は、多くの車が発進・停止を繰り返すために、路面が磨かれて、アイスバーンのようになり、非常にスリップしやすくなっているからです。
さる1月28日午前8時35分ごろ、秋田県大館市内にある奥羽本線の踏切で、69歳の男性が運転する軽トラックが踏切手前でスリップして遮断機の降りた踏切内へ進入し、通過中の特急列車と衝突して、運転者が死亡する事故が起きました。
事故現場の踏切手前の路面は、事故当時圧雪状態になっており、軽トラックは止まり切れなかったようです。
多くの車が発進・停止を繰り返す交差点手前も、路面が踏み固められてアイスバーンのようになっていますので、踏切手前と同様に注意が必要です。
赤信号で停止しようとした車が、スリップして止まり切れずに前車に追突したり、交差点内にに進入して交差道路の車と衝突する事故がよく起きています。
雪道を走行するときには、踏切や交差点手前ではスリップしやすいことを頭に入れて、手前からスピードを落として近づき、ソフトなブレーキングを心がけてください。
(2013.2.6更新 シンク出版株式会社)
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