交通事故を起こす人は、何度でも繰り返して起こしますし、起こさない人はまったく起こさない傾向があります。
事業所において、交通事故を未然に防ぐには、こうした交通事故多発者に対する指導が不可欠となります。
最近警察でも、こうした交通事故を未然に防ぐ取組みを実施するようになってきました。
京都府警では、重大事故の発生を未然に防ぐ専従捜査班「無謀運転検挙チーム」を今春発足させる予定です。
無免許運転や飲酒運転、スピード違反、信号無視などの悪質運転を繰り返しているとの情報があり、かつ過去にも同種違反で繰り返し摘発されながらマイカーを手放していないドライバーなどをピックアップして、自宅前などで張り込みをしたり、通勤ルートで抜き打ち検問を実施して取り締まっていくということです。
これまで警察は、事故が起こってから対応する『受け』の側面が強かったのですが、これからは『攻めの姿勢』で、事故発生の芽を未然に防止しようという姿勢になりつつあるようです。
こうした取組みが広まって、悪質運転者に『摘発されるかもしれない』という心理を植え付けるだけでも、重大事故の抑止効果になるのではないかと思います。
皆さん方は、こうした無謀運転をする人はいないと思いますが、悪質な運転をすると警察に通報され、摘発される時代になったということです。
(シンク出版株式会社 2013.3.12更新)
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