昨年の4月にも皆さんに「車内での熱中症の危険」についてお話したと思いますが、今年はすでに3月に熱中症と思われる乳幼児の死亡事故が発生しました。
3月15日の午後、埼玉県小川町で30代の母親から「1歳の女児と2歳の男児が車内でぐったりしている」という119番通報があり、子ども達は病院に救急搬送されましたが、残念ながら手遅れで死亡しました。
両親は朝、子どもたちを車に乗せた後、互いに「相手が保育園に送るだろう」と勘違いし、そのまま車のなかに約5時間半放置していたのです。当日の午後4時頃の車内温度は約36度もあり、熱中症死の可能性が高いと見られています。
こうしたうっかり事件は、親が「車の中にいれば子どもは安全」といった意識に陥いりやすいために起こるのでしょう。しかし、子どもだけの場合、車の中は非常に危険な場所です。少しの間でも目を離すのはやめましょう。
この時期、朝晩はまだ気温が低いのでつい油断しがちですが、日射量は日に日に増していて、日中の車内温度がどんどん上がっています。
乳幼児や小学校低学年の子どもは非常に熱中症にかかりやすいので、子ども連れでドライブに出かけるようなときにも、絶対に車内に子どもだけ残さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2013.3.21更新)
「安全運転の心構え」を忘れていませんか?
安全運転で大切なことは、運転に対する「心構え」です。
この自己診断テストは、「交通弱者に対する意識」、「自分自身を律する意識」、「法令遵守の意識」など運転に対する6つの心構えを、48の質問に「ハイ」、「イイエ」で答えることにより診断することができます。
春の全国交通安全運動に実施される安全運転研修会や、イベントなどで実施していただくツールとして最適です。