ワンボックス車などには、運転者席や助手席の横に肘掛用のアームレストが備え付けられています。
このアームレストは可動式になっており、背もたれと同じ位置まで上げすることができます。上げ下げできるのは、非常に便利なのですが、取り付け部位が危険なものもあるようです。
最近、国民生活センターに寄せられた情報によりますと、乗用車の運転者席に装備された可動式アームレストを取り付けている部品のすき間に、5歳の幼児の右手中指が挟まれ指先に大けがを負うという事故がありました。
後部座席にいた幼児が、右手を運転者席背もたれの左端、左手を助手席背もたれの右端に置いて、運転席と助手席にいた両親をのぞき込んだときに、右手が滑って上げてあったアームレストに乗る格好になりました。
そのとき、アームレストが前方に下がり、右手中指が運転者席背もたれとアームレストとのすき間に入り、アームレストの取り付け部品の回転軸付近に挟まれたものです。
同センターでは、「乗用車の車内には可動する部位が多くあり、見えない箇所には硬質な部品が用いられているので、アームレストなどを操作するときには、幼児などの手や足を挟まないように保護者は十分に注意してほしい」と呼びかけています。
(シンク出版株式会社 2013.4.5更新)
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