6月は何の月か知っていますか?水無月(みなづき)と呼びながら今は新暦ですから実際には梅雨の月ですね。もう一つ、安全面でいうと、6月は安全週間の準備期間です。
7月1日から7日まで実施される「全国安全週間」に向けて、各職場で安全パトロールなど、さまざまな取組みが行われます。
平成25年の全国安全週間スローガンは
「高めよう 一人ひとりの安全意識
みんなの力でゼロ災害」
となっています。
ここ数年、労働災害が増加していますので、職場の全員が危険な現場がないかを確認し、安全基準や作業手順などの基本ルールを守ることと、一人ひとりの安全に対する意識や危険感受性を高めることによって、業務中の労働災害ゼロを目指していくことを表しています。
皆さんも、ドライバーとしての安全点検を実施して危険感受性を高め、交通労働災害や通勤事故などを防いでください。
まず6月は雨が多いので、足回り・タイヤの摩耗度合いや空気圧などをチェックすることが大切です。ワイパーなども古くなっていればこの機会に交換してください。
また、安全な経路についても考えておきましょう。カーブなどで過去にスリップ事故が起こった場所はないでしょうか。また、集中豪雨があると鉄道のガード下などアイダーパスのある道路は危険になります。通勤経路や通常の業務運転経路にそうした場所がないかチェックし、迂回路などを想定しておきましょう。
この春から通勤経路が変わっている人は、経路上で自転車などの飛出しが多かったヒヤリ・ハット地点などを思い出し、もう一度地図上で確認しておくことも重要です。
経路の近くに学校があるなどの情報をつかんでおくと、ヒヤリとした理由もつかめるし、危険予測をする上でも役に立ちます。
(シンク出版株式会社 2013.5.28更新)
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どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができ、ドライバー、自転車利用者双方の教育に活用できる教育用教材です。