皆さんもご存じのように、交通事故は交差点内と交差点付近でいちばん多く発生しています。
交差点では、各方面から来る多数の車や人が直進あるいは右左折と複雑な流れをして交わる機会が多いので、当然と言えば当然なのですが、ドライバーが交差点で自分の優先意識を主張しすぎていることも大きな原因ではないかと思います。
交差点で、「自分のほうが優先だから先に行っていいんだ」とか「直進が優先なので、右折車は待ってくれて当然だ」と、自分本位に考える人があまりにも多すぎるのではないでしょうか。
当然のことですが、相手が優先関係を守ってくれるとは限りませんし、優先関係を無視してきたら、当然事故に結びつく可能性が高くなります。
青信号でも同じことです。
よく言われることですが、青信号の意味でも「青信号は進め」ではなくて、「進むことができる」ということです。ということは、青信号でも危険な場合には止まってください、無茶な運転をしている人がいたら避けて通りなさい、ということなんです。
交差点では、自分が優先か優先じゃないかということは、あまり重要ではありません。
交差点では、優先意識を捨て「お先にどうぞ」という意識で運転することが大事です。
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車と自転車との事故の代表的な事例を6つ取り上げており、事例ごとにドライバー、自転車利用者双方にどのような過失があったかを考える内容になっています。
どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができ、ドライバー、自転車利用者双方の教育に活用できる教育用教材です。