今日は起こりやすい交通事故パターンについてお話します。
皆さんのなかで、交通事故はどんなパターンの事故類型が多いか、だいたい言えるという人はいるでしょうか?
およそは知っていても、なかなか正確にはわからないと思いますが、事故形態の3大パターンといえば、以下の3つです。
1位 追突事故(人身事故の34.8%)
2位 出会い頭事故(〃25.3%)
3位 右左折時衝突(〃13.0%)※
つまり3件に1件は追突事故です。それでは、追突事故の主な原因といえば何でしょうか? そうです、前車から目をそらし別の物を見る「わき見運転」ですね。「ぼーっとしていた」など漫然運転が原因という場合も多いようです。
前方に意識を集中しないで、携帯電話をかけたり、ダッシュボードのテレビを見たり、考えごとをしてボンヤリと運転しているドライバーがいかに多いかということです。
皆さんは運転中、前車は「止まらない」「急には右左折しない」「すぐに発進する」と考え、目をそらすことはありませんか。さしあたり「危険がなさそう」と思えるような状況のときにそうした心理に陥り、うっかり目をそらしやすいのです。
あなたが事故にあうとすれば、うっかりして追突する危険がいちばん多いことを意識して、前車の行動を常に意識するように努めてください。
※パーセンテージは平成24年中の交通事故発生状況(警察庁まとめ)より
(シンク出版株式会社 2013.6.4更新)
事故防止には、多発する追突事故への対策が重要です。
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