車を止めるときに、周りに枯れ草があるかどうかを気にする人はあまりいませんよね。
しかし、車の周りにある枯れ草がときどき車両火災に結びつくことがあるので注意しなければなりません。
さる5月26日、兵庫県淡路市の男性(69歳)が運転する軽トラックが走行中に出火して、全焼するという事件がありました。
運転していた男性は、すぐに逃げてケガなどはなかったのですが、周囲の雑草が約100平方メートルにわたって焼けていたことから、警察では軽トラックのタイヤが空転し、その摩擦熱が原因で枯れ草に着火したとみています。
タイヤの摩擦熱以外にも、車の周りの枯れ草に火が着いて車両火災を引き起こすということはあります。
よく報告されるのが、草むらなどに車を止めてエンジンをかけっぱなしにして仮眠しているとき、排気管が熱くなって枯れ草に火が着くケースです。
いずれにしても、車の周りに枯れ草があっても気にしない人が多いのですが、枯れ草があるとそれに着火して車両火災に結びつくことがあります。
車を止めるときには、枯れ草や段ボール等の可燃物の近くに停車させないようにするとともに、そこではエンジンをかけたままに駐停車しない、ということを心がけてください。
(シンク出版株式会社 2013.6.5更新)