車を運転しているときに、時間に追われてくるとイライラして、「先急ぎの心理」に陥ることはよくあります。
もちろん、時間に追われていなくても、相手の行動に対してイライラすることもよくあります。
そうした心理に陥ると、交差点手前で黄信号に変わっても強引に突っ込んだり、前に遅い車がいたらすぐに追い越すなどの運転行動となって現れます。
イライラするときの心理状態を考えてみると、相手が自分の予測と違った行動をしたときなどに、割とイライラが生じやすいことがあります。
つまり、相手の行動と自分の行動基準とのギャップが大きくなるとイライラしやすいので、相手の行動を自分の行動基準に合わせないように考えれば、イライラすることが少なくなると思います。
たとえば、イライラすると交差点手前で黄信号に変わっても強引に突っ込んだりすることがありますが、そのときに前車が止まったりするとイラッとします。
ところが、交差点の手前で相手が止まるかもしれないと考えて運転していると、腹も立たなくなります。
この考え方は、これまでにも言われている「かもしれない運転」ですよね。これは、危険予測運転にもなりますし、イライラ解消にもなる考え方なのです。
(シンク出版株式会社 2013.6.12更新)
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