信号機のある交差点を走行するときには、交差道路の車は信号でストップしていますので、左右から飛び出してくる車などの存在はあまり気にする必要はありません。ところが、信号機のない交差点を通過するときには、そういうわけにはいきません。
交差道路が信号機で制御されているわけではありませんから、左右から自動車や自転車などが飛び出してくることはもちろん、スケートボードやキックボードなどに乗った人も飛び出してくることがあります。
さる6月16日午後3時40分ごろ、焼津市の一時停止の標識のない交差点で、キックボードに乗った中学生が乗用車にはねられ、意識不明の重体になるという事故が発生しました。
事故現場の交差点は見通しが悪かったのか、キックボードの中学生はどういう状況で飛び出してきたのか、乗用車のスピードはどれくらい出ていたのかなど、詳しいことはわかりませんが、いずれにしても信号機のない交差点では、左右からいろいろな人や車が飛び出してくるということを前提に走行する必要があります。
突然の飛出しにあったとき、避けることができるどうかは、飛出しを予測しているかどうか、スピードが落としているかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
見通しの悪い交差点を通過するときには、常に飛出しを予測し、スピードを落として走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2013.6.21更新)
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