皆さんは、ドライブ旅行などで長時間の運転をするとき、何時間走行したら休憩をとりますか?
自家用自動車のドライバーに決まりはありませんが、トラックやバスなどのプロドライバーは、国土交通省の指導により休憩すべき時間が定められていますから、参考になります。
それによると、昼間でも「4時間運転する毎に30分以上の休憩をとる」という決まりがありますが、これはギリギリの基準です。深夜の高速バスの場合はもっと厳しく、「連続運転時間は概ね2時間まで」と定められています。厳しい競争のなかで働くプロですら2時間に1回休憩をとるのですから、私たちも2時間走行したらサービスエリアなどで休憩をとるべきだと思います。
さらに、最近の大脳生理学の研究では、脳の活動リズムは90分単位で動いていることがわかり、1時間半に1回休憩をとることで仕事の効率が高まると言われています。学校の授業・講義や講演会が長くても1時間半で休みに入るのは、理にかなっているのです。
この伝でいくと、1時間半に1回サービスエリアや道の駅などに寄るのが理想的ではないでしょうか?
気温が上がって身体のエネルギー消費量も大きくなり、涼しい時期より疲れやすくなっています。早めの休憩を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2013.7.1更新)
この小冊子では、ドライバーが健康管理を徹底していなかったために発生したと思われる、重大事故等の6つの事例をマンガで紹介しています。
各事例の右ページでは、垰田和史 滋賀医科大学准教授(医学博士)の監修のもと、日々気をつけなければならない健康管理のポイントをわかりやすく解説しています。
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