テレビニュースなどでご存じだと思いますが、さる8月18日、長野県の林道で、岐阜県内の写真愛好家仲間12人が乗ったマイクロバスが崖下に転落して、1人が死亡、11人が重軽傷を負うという事故がありました。
ドライバーのわき見運転が事故の原因で、「携帯ラジオを落とし、気になってわき見をしていた」と供述しているということです。
わき見運転の原因はいろいろありますが、この事故のように運転とはまったく関係のない車内のものにわき見をすることが少なくありません。
代表的な例は、助手席に何気なく置いた書類が急ブレーキなどで床に落ちて、その書類に気を取られてわき見をしてしまうパターンです。
書類が床に落ちても運転には関係ありませんので、そのまま放っておけばよいのですが、なぜか気になって書類を拾おうとしたりして、わき見をすることがよくあります。
この他にも、「助手席に立てかけていた傘が倒れてきたので直そうとして」「タバコの火を消すために灰皿のほうを見ていて」「ラジオの選局スイッチに気をとられて」など、運転に関係のない車内へのわき見をすることがあります。
わき見は、前方から目線をそらす行為です。とくに車内への無自覚なわき見は絶対にやめてください。
(シンク出版株式会社 2013.8.23更新)
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