最近、ガソリンや軽油の値段が高騰しているうえに、猛暑でエアコンの使用量が増えて燃費が悪くなるなど、ドライバーや経営者には頭の痛い状況が続いています。

　そこで、再び脚光を浴びているのが、エコドライブです。
　ＪＡＦ（日本自動車連盟）や交通エコロジーモビリティ財団、各地の自動車教習所などでは、エコドライブ講習会を開催しており、受講者も増えているということです。

　埼玉県のある自動車教習所では、エコドライブ講習を受講した教習生と一般ドライバーとで、ガソリン１リットル当たりの走行距離にどれくらいの差があるかを検証しています。

　それによりますと、一般ドライバーが９・２１ｋｍであったのに対して、エコドライブ講習を受講した教習生は１０・７ｋｍと約１６％も伸びたとのことです。

　エコドライブの方法については、ここで改めて述べるまでもなく、皆さんご存じのことと思います。しかし、いくらエコドライブの方法を知っていても、実践しなければ意味はありません。

• 発進時はアクセルを急に踏み込むのではなく、一呼吸おいてアクセルを徐々に踏み込む
• 走行時には先の状況をよく見てアクセルを一定にして走行し、前方に赤信号を見つけたら早めにアクセルから足を離して、燃料の供給をカットする
• 不必要なアイドリングをしない。

　以上のような少しエコドライブを意識した運転を心がけるだけで、燃費は確実に上がりますので、実践してみてください。

（シンク出版株式会社 2013.8.28更新）

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