最近、皆さん方のなかでスピード違反取締りで検挙された方はいませんか。
「実勢速度が速い道路だったのに」「スムーズに流れていて危険な走行ではなかったのに」と言い訳をしたい人もいるかもしれませんが、規制速度を守らないことは重大事故の危険を呼びますので、検挙された方は「謙虚」に反省してください。
右のデータは、人身事故と死亡事故に占める規制速度超過違反の割合を示したものです。人身事故全体では、スピード超過はわずか 4.6%にしかすぎません。
これは、多くの事故が規制速度に従って走行しているときに起こっていることを示しています。わき見による追突事故、交差点でのうっかり事故、進路変更時の確認ミスなどは確かに速度違反とはあまり関係ありません。
しかし、死亡事故でみると、速度超過事故は36.2%と約8倍に増加しています。速度超過で事故が発生すると死亡事故となる確率が非常に高くなるのです。
警察の速度取締りは最近1年間に人身事故が発生した場所で実施されることが多いそうです。悲惨な事故を再発させないためにも、速度を上げることの危険を意識しましょう。
(シンク出版株式会社 2013.9.30)
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