前車に続いて信号待ちをしているときに、青信号に変わってからいざ発進しようとすると、前車がまだ発進していなくて追突しそうになったという経験は誰にでもあると思います。
なかには、実際に事故になったという人もいるかもしれません。
さる10月18日午後3時55分ごろ、大阪府吹田市の片側1車線の府道で、サッカーのJ2ガンバ大阪に所属する選手の乗用車が、信号待ちから発進しようとしたところ、まだ発進していなかった軽乗用車に追突する事故がありました。
追突した選手は、「信号が変わって発進したら、前の車がまだ止まっていた」と話しているそうですが、信号にばかり意識が集中していて、前車の動きを見ていなかったのではないかと思います。
こういうときの運転者の心理には、前の車は当然発進しているはずだという「思い込み」がありますので、ほとんど前の車の動きを見ずに発進してしまうことになります。
こうした事故は、大型車などの車高の高い車に乗っていて、車高の低い車が前にいるときに起こりやすくなります。
運転席の高い後ろの運転者は、前の車越しに信号がよく見えるので、前の車を見ずに信号が変わると同時に発進して追突することがよくあります。
前車に続いて信号待ちから発進するときには、前車が動くのを確認してから発進する習慣をつけてください。
(2013.10.24更新 シンク出版株式会社)
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