このところ北国を中心に寒さが増し、各地で道路凍結によるスリップ事故が多発しています。報道によりますと、山形県内では11月11日に例年より早く初雪が降り、真冬のような寒さとなった県内各地でスリップ事故が相次ぎました。
スリップ事故を起こした車のうち、約85%が車が冬用タイヤに履き替えていなかったということです。
この他、宮城県でも路面凍結によるスリップが原因とみられる交通事故が相次いでおり、2013年11月13日午前5時半過ぎ、仙台市内の国道にかかる橋で軽ワゴン車とゴミ収集車が正面衝突し、1人が死亡、2人が軽傷を負うと言う事故が発生しています。この事故も、双方の車が冬用タイヤではなく夏タイヤのままだったということです。
今年は、いつまでも暑い日が続いていたために、スタッドレスタイヤに交換するタイミングを逃してしまい、夏用タイヤのままで走行している人も多いと思います。しかし、最近の気象状況は、予想もしないようなタイミングで急に寒さがやってきます。
まだ夏用タイヤで行けるだろうと安易に考えずに、早めにスタッドレスタイヤに履き替えておく必要があります。また、冬の初めはドライバーも冬道に慣れていないために、スピードを出し過ぎたり、夏場と同じような感覚で運転操作をしてスリップすることがありますので、装備だけではなく、スピードや運転操作も冬モードに転換することが重要です。
(シンク出版株式会社 2013.11.20更新)
シンク出版の「運行管理者手帳」は、運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめ、1冊の手帳に収録しています。
カレンダーやメモ欄も、記入スペースを多く設けていますので、スケジュール管理も万全です。また、月々の交通に関する行事や、安全スローガン、日出・日入の時刻も掲載しています。
専用WEBサイトから、一部の掲載資料のダウンロードが可能です。