皆さんは、歩道があって歩車分離がされている場所と、路側帯などしかない場所では、運転するときの意識が変化しますか?
歩道のない場所では、歩行者や自転車が車道にはみ出してこないかと気にして緊張しますね。そんなときにわき見したりする方はいないと思いますが、緊張感のないドライバーは、わき見して相手をひいてしまうような事故を起こしています。
最近も、わき見運転による死亡事故が連続して発生しました。
■車内の物に気を取られ、路側帯の自転車に衝突
1月4日午前7時半頃、愛知県春日井市の国道19号で、乗用車の運転者(67歳)が車内の物に気を取られてわき見し、斜行して路側帯に進入したとき、路側帯を走行していた自転車に追突、自転車の59歳男性が死亡しました。
■カーラジオの操作でわき見し、歩行者と衝突
1月5日午前6時10分頃、千葉県東庄町内の国道356号で、軽乗用車の運転者(51歳)がラジオの操作のためわき見していて車道から逸脱、道路左側の路肩を歩いていた74歳の女性に背後から衝突し、女性は死亡しました。
いずれの事故も、ちょっとした運転者の油断から死亡事故に発展しています。
歩道やガードレールのない場所では、少しのわき見で斜行しても路肩まで車がはみ出してしまう危険がありますので、前をしっかりと見て、歩行者や自転車に十分に配慮することを忘れないでください。
(シンク出版株式会社 2014.1.16更新)
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