高速道路を走行中に事故や故障などが発生したとき、JAFなどの救援を呼ぶことがあります。そのとき、自分が現在いる地点をどのように相手に伝えるかご存じでしょうか?
一般道路などでは、交差点などに地名が表示してあったり、店舗の看板などがありますので比較的伝えやすいのですが、高速道路ではインターチャンジやSA、トンネルなどを除いては、あまり地名が表示されていませんので、一瞬戸惑ってしまいますよね。
高速道路を走行するときに、写真のような標識を見たことがありませんか?
これが「キロポスト」と呼ばれる高速道路の地番を示す表示で、道路脇に100m間隔で取り付けられていますので、この数字を言えば今どこにいるかを伝えることができます。
高速道路には、約1キロごとに非常電話が設置されており、救援を呼ぶときにこの電話を使用すれば、道路管理会社と通話できるようになっており、どこの電話からかけているかをわかるようになっています。しかし、最近では携帯電話を使用して通報する人も多く、その場合にどこからかけてきているか分からないことがあります。
ですから、携帯電話で救援を呼ぶときに「○○キロポストで車が故障して止まっています」などと、はっきりと「キロポスト」を伝えることが重要です。また最近では、GPS付きの携帯電話からJAFなどに電話をかけると、位置を特定してくれるサービスもありますので、方法を確認しておくと安心です。
(シンク出版株式会社 2014.3.26更新)
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