最近の事故報道を見ていますと、ハンドルとブレーキを踏み間違えたというコメントがよく出てきます。
免許を取得したときはマニュアル車を運転して、その後にオートマ車に乗っている者の感覚からすると、どうして踏み間違えるのだろうと不思議に思いますが、現実には多くの踏み間違え事故が発生しています。
さる4月5日10時過ぎ、高知市の量販店の駐車場内で、夫(68歳)が運転する軽自動車を誘導していた主婦(66歳)が、バックしてきた車にひかれ、死亡するという事故がありました。
夫は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。
ペダルを踏み間違える理由はいろいろありますが、この事故のようにバックするときに運転姿勢が崩れてしまい、それが原因になっていることが少なくありません。
つまり、駐車場でバックするときなど、後ろを振り向いた姿勢によって足の位置がずれて、アクセルとブレーキの踏み間違いをすることがよくあるのです。
バックするときには、予めブレーキペダルとアクセルペダルの位置を確かめてから発進するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.4.14更新)