滑りやすい靴などを履いていると、ブレーキを踏もうとしたときに滑って、踏み外したりすることがありますよね。
さる4月29日午前9時20分ごろ、東京都港区六本木の交差点で、東京消防庁の車が信号待ちをしていたワンボックスカーに追突する事故がありました。車を運転していた男性消防士が「ブレーキを踏もうとしたが、足が滑ってアクセルを踏んでしまった」ことが原因でした。
事故当日は雨も降っていませんし、消防士なので滑りやすい靴を履いていたとは思われませんので、なぜ足が滑ったのかハッキリしません。しかし、一般的には濡れた靴で運転していると滑りやすくなりますので、雨の日に運転するときには、靴が濡れているときには少し水分を払ってから運転する必要があります。
また、日頃からブレーキペダルの端を踏む習慣があると、踏み外しやすくなりますので、日頃からブレーキの中央を踏むクセをつけておく必要があります。
いずれにしても、ブレーキを踏み外すということは、思っていた場所で停止できないということですから、思わぬ事故に結びついたりしますので、いい加減なブレーキ操作をしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.5.7更新)
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