さる5月8日、富山県高岡市の市道で、スマートフォンを操作しながら自転車を運転して男子高校生が、歩いていた高齢者に気づくのが遅れて衝突し、あごの骨を折るなどの重傷を負わせる事故がありました。
この事例を見るまでもなく、スマートフォンを操作しながら自転車に乗っている人には、車を運転している人も本当に神経を遣いますね。
先日も、車を運転して交差点を左折したのですが、左折した先の道路の路肩部分を自転車が右側通行してきており、まったく避ける様子もなく突っ込んできたのでびっくりしてしまいました。自転車に乗っている人は、スマートフォンを操作しており、こちらの車にはまったく気づいていなくて、クラクションを鳴らすとやっと目線を上げて、避けていったといった具合でした。
左折をした交差点は見通しが悪く、左折するまで自転車が来ていることが分からず、漫然と左折していたら衝突しそうになっていたかもしれません。スマートフォンを操作していなくても、左折先道路の右側を自転車が走行していることはよくあります。
左折するときには、左折先の道路に自転車がいるものと思ってゆっくりと左折するようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2014.5.13更新)
小冊子 「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。